自作の治具

 正確な作業のためにいろいろな治具を作ってきました。特徴的な治具を紹介します。


縦切りのための用具や治具

 

 

 建物の模型などを作ることが多いので、縦切りの割合はかなり高いほうだと思います。キックバックなどの危険性は縦切りのときに高いので、安全性に気を使っています。
 用具としては、手と歯の間を離すための押し棒が重要で、各種自作しています。究極の押し棒(?)といえるのが「マイクロジグ」です。歯とフェンスの間の材だけでなく、歯の外側の材もコントロールできることが画期的です。割り刃と合わせることで、縦切りの危険性と恐怖感が大幅に軽減されました。
 フェザーボードも安全の面で大きな効果があります。材に合わせて様々な大きさのフェザーボードを使って増すが、多用しているのは写真の自作したフェザーボードです。固定部分はRockler製でノブを回すと楔が拡がり、マイターゲージに固定できるしくみが優れています。
 もう一つ、フェザーボードと似たような役割を持つ縦切り用の治具も優れものです。白鳥番屋の部品は、これを使いほとんど自分で切り出してしまいました。これもRocklerのオリジナルです。固定用の部品と一緒に、直接購入しましたが、今はディグラムさんで購入できるようになっています。

 

スライディングテーブル

  

 安全・確実な横切りを実現するためのジグです。

 「電動工具JIGブック」で詳しく紹介されています。

 イーグルレイクウッドワーキングで、スーパースレッド - クロスカットとマイタースレッドとして紹介されている作例を参考にしました。

 

ホゾ取り用のボックス治具

 

 建築模型などの小さなホゾは、水平ルーターテーブルを使いますが、大きなホゾを作る場合には、マイターボックスと組み合わせる治具が効果的です。

 

 

 

 

 

額縁用チギリ治具

 

 これもマイターボックスと組み合わせる治具です。仮組みした額縁をはさみこんで、スライドさせまることで、正確かつ簡単にチギリの溝を掘ることができます。

 

 

 

 

 

カッティングスレッド

 水平ルーターを作る前は、マイターゲージを使ってホゾを作っていましたが、端が欠ける問題が残っていました。アメリカで複数のメーカーからカッティングスレッドと呼ばれる治具が販売されており、動画などでも紹介されていました。余っていたベッセイの下押さえトグルクランプを使うと、より効果的な治具を作ることができそうだったので作ってみました。
 框組み用の大型ビットを購入しているので、それを使うときには威力を発揮してくれそうです。

 

コンパス

 

 

 手持ちルーターを使うコンパスは、小さな円を加工するには適していません。
 ルーターテーブルに円の中心になる芯を取り付けることで、ルーターテーブルを使ったコンパスを作ることを考えました。写真のようにマイターゲージに納まる木に芯を取り付け、片方が楔になったネジを締めることで、固定できるようにします
 この治具をよりルータービットに近づける治具も作りました。
 コンパス機能が付いたバンドソーで、大まかに材を切り出し、ルーターテーブルで加工することで、非常にきれいな円板を作ることができます。円板の面取りにも威力を発揮します。

 

傾斜台

 

 弁慶号の煙突のように、円錐や円柱を作るときに、角材に角度を付けて断面が台形の材を作りたいことがあります。
 テーブルソーの傾斜切や手押しカンナでも対応できますが、スパイラルビットとこの傾斜台を使うことで、一番正確できれいな加工面を作ることができます。